聴き続けること

豊かな文明社会においてなぜ自殺率が高いのかの理由の一端は、私たちの人生が生まれて出生届を出してから『査定・管理のレコード』を取られ続けて いて、

『人並み・標準的なライフコースとの隔たり』に対して劣等感や恥の感覚を覚えやすい方向に教育されているからでもあるが、このことは近代社会の生産 性のエネルギー源でもあり、自殺リスクを生み出すとはいえそう簡単に『ダイバーシティーの全面容認』とまではいかないだろう。
生きるために生きることに喜びと感動を覚えられる太古のリズムを聴き続けることができるか……コンピューターやデジタルガジェットを駆使しながら デジタルな記録(レコード)を日々刻々と取られている私たち現代人にとっては、その太古の生命の躍動のリズムはいつ聴こえなくなるか分からない微かな振動 でもある。
だがシステムや経済活動、他者との差異に囚われない生命感覚そのものの発露と実感の瞬間を逃さないことが大切だ、その美・力・技・快感から来る純 粋な感動と高揚の感覚を自ら何らかの形で生み出せるようになることが、『機械的・システム的な環境管理と適応馴化の圧力(与えられた快適な環境と競争条件 から外れる恐怖・惨めさ)』から私たちの心を、幾許かでも自由に軽やかにしてくれると信じたいものである。

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